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Diary

  • [2011.04.15.金]

    皆さん、元気ですか?
    お花見はできたでしょうか?

    東京でも比較的大きな余震が頻発していまして、なかなか明るい気持ちになるのが難しい日々ですが、それでも私は元気にやっています。桜は悲しいほど美しく咲いています。

    先日炊き出しに伺った宮城県・山元町での模様が本日15日(金)の夜23:00からustreamで配信になります。
    LOVE FOR NIPPON at USTREAM
    http://www.ustream.tv/
    もしご都合よろしければ、見てみてください。

    今、被災者の皆さんが置かれている状況はとても深刻なもので、私たちがこれまで通りの暮らしを営んでいるその裏で、家を無くし、家族を無くし、住む場所を 追われ、日々生きるために戦っていらっしゃる人がものすごい数しかも同じ国にいらっしゃるんだと言うことを、私たちは毎日忘れてはいけません。この先復興 には計り知れない時間と労力がかかります。生かされている人間一人一人ができる支援を継続することと、未来を共に作るんだという意識を持つことが、被災者 の皆さんの心のバックアップに繋がると私は思っています。今は共に苦しんでも、最後は共に上がりたい。一人で笑うより、みんなで笑った方がハッピーで しょ?

    繋がることの必要性と同時に、個人の自立したアイデアや行動力が問われる時代でもあります。だからみんな自力で考えて、そして自分の信じることを実行してください。
    一人一人の内なる力は、実は自分が気付いている以上に大きなものかもしれません。勇気を出して一歩踏み出せば、それが結果誰かを刺激して、そして繋がって、いずれ大きな力になる。
    もう聞き飽きたフレーズだろうけど、「一人じゃない」。これは、自分が一人で立ち上がろうとする時に自分を奮い立たせるための号令だと私は思っています。最初は一人でも、最後はきっと一人じゃない。

    やれることをやろう。
    頑張れ、自分!

  • [2011.04.13.水]

    4月11日、私とマネージャー、事務所やレコード会社のスタッフ、そして*有志のケータリングチームが集って計15名で宮城の山元町という津波が壊滅的な 被害を及ぼした地域の避難所に炊き出しに行って参りました。私が参加させていただいているCandle June氏率いるLOVE FOR NIPPONチームが同地での炊き出しの予定を組まれていると聞いて、私たちも参加できればと申し出て、LOVE FOR NIPPONの一部隊として行って参りました。

    11日の午前中に到着し、Juneさんとは現地で合流。先日私がファンクラブイベントでファンの皆さんから募った支援物資をJuneさんが現地に 持って来て下さっていました。なのでみんなからの想いを山元町の避難所の皆さんの元に私から届けることができました。そのJuneさんの計らいと、物資を 提供してくれたみんなに改めてありがとうと言いたいです。

    到着してすぐキャベツ切ったり鍋をかき回したりあれこれ準備しているうちにすぐお昼。気付いたら被災者の皆さんの長蛇の列ができていました。 LOVE FOR NIPPON炊き出し部隊として用意されていたのがミネストローネやスブラキが約1500食、大量の焼き菓子etc、私たちのチームが用意していったのは 豚野菜丼500食と綿菓子。私はご飯を盛るのを担当しまして、とにかくせっせと盛り続けること約2時間。あっという間に豚丼は底をつきました。皆さん、温 かい白いご飯が久しぶりだと言ってとても喜んでくださいました。それと、千切りして丼に盛ったキャベツやデザートのいちごに子供達が「あ、キャベツだー、 いちごー!」って反応していて、いかに被災地の皆さんが久しく生鮮食品を口にしていらっしゃらないかということも痛感しました。
    持って行った子供達用のお菓子やおもちゃも大盛況で、特に綿菓子機で作る綿菓子に子供達が集まって来て、みんな自分の顔よりおっきな綿菓子を手に して満面の笑みでした。私はおもちゃ、何をもって行こうか悩んだ末、ハーモニカをたくさん持って行ってプレゼントしたら、みんな早速プープー吹いて遊んで くれました。逆にあちこちでハーモニカが鳴り始めて大人の皆さんにはうるさくしてしまったかもと気になりつつ。
    でも、子供達の笑い声や楽器を練習する音や、そう言ったそれまでは日常に傍らにあったものが帰ってくることで、この先の不安を抱えて戦っていらっ しゃる大人の皆さんが、少しの時間でもそのストレスを和らげることができたらいいなと思ったんですが、それは被災地で暮らしていない者が言うただの理想論 に過ぎないかもしれません。大人ももらっていいかっておっしゃって、ハーモニカを持って行かれたおじさんが一人いらっしゃいました。早速吹いて下さいまし たがとてもお上手でしたw。私はミュージシャンなので、楽器や音楽に触れる楽しみを思い出してくださる被災者の方を見るとやはりほっとします。
    その頃には別の場所を慰問していたMinmiや若旦那、Metisちゃんも合流して、支援物資をみんなでリレーして倉庫に収める作業をしたりして、何だかとても温かい気持ちになりました。

    あの日からもう1ヶ月、2時46分に皆で黙祷を捧げ、そしてその数時間後には福島が震源でM7.1という余震がありました。山元町もかなり揺れ一 瞬騒然となりました。そんな落ち着かない暮らしは1ヶ月前となんら変わりなく、今も毎日被災者の皆さんやボランティアの皆さんは戦っていらっしゃるんだと いうことを強く感じ、これからも後方支援を頑張っていかねばと思いました。
    津波の跡地を回って見てきましたが、とにかく何も無くなってしまっていて、元の風景を知らない私でも虚無感を味わうほどそれは惨く、悲しく、言葉にならない光景でした。
    いちごの産地であった山元町と亘理町、そのハウスの95%が津波で流されてしまったそうです。またおいしいいちごを作れるようになるまで、果たし てどれだけの時間とお金と労力が必要になるのか、きっと町の人々は様々な葛藤の中で頑張って生きていらっしゃるんだと思います。そして私が訪れたのは宮城 県だけでも517箇所もある避難所の1つに過ぎないのだということも忘れてはいけない事実です。それでもこうして被災地に足を運ぶチャンスをくれた Juneさんやボランティアセンターの方々の協力にはとても感謝しています。

    目をつぶってやり過ごすには、
    あまりに酷くあまりに広域に渡る災害と原発から巻き起こされた苦しみ。
    私たち個人個人ができることをすること、そして共に近い未来を考えること、
    時に共に悲しむことも必要なのではないかと、
    消えてしまったいちごの里の以前の豊かな自然を想像しながら、
    そぼ降る雨の中、手を合わせました。


    P.S. *ケータリングの手配をして下さった(有)m3pの畑中様、食材と仕込みを無償提供していただいた(有)マザールーシーさんのご協力があって実現しました。この場を借りてお礼を申し上げます。







  • [2011.04.08.金]
    以前から予定していた大阪でのファンクラブイベントを、予定通り4/3に開催してきました。西日本のパワーを、被災して苦境に立たされている東日本の皆さ んに少しでも届けられたらと、会場での支援物資の受付を事前に告知していたのですが、当日ファンの皆さんから、私の予想を遥かに上回る物資のご提供をいた だきました。そして同時に募金箱も設置させていただき、こちらにもたくさんのご寄付をいただきました。ファンの皆さんには心から感謝しています。BPス タッフと共に物資の仕分けをして、私からも物資を追加して各箱にメッセージを添えて、まとめてLOVE FOR NIPPONに届けてきました。確実に被災地に届けていただきますので、配送先など追って報告します。それと、今回のイベントのチケットの収益と販売した Tシャツとハンドタオルの収益を、皆さんからいただいた義援金と共に、ジャパン・プラットフォームに寄付させていただく予定です。こちらも集計ののちHP で報告させていただきます。協力してくれたみんな、本当にありがとう。そして被災地の皆さんに、みんなからの愛と祈りが届きますように。会場でファンのみ んなと一緒に歌った"The Sun Will Rise Again"動画をアップします。マイクじゃ拾い切れなかったけど、みんな一生懸命歌ってました。中には既に歌詞を覚えてくれている人もいたりして。遠く は沖縄や九州から参加してくれている人もいました。離れていても、被災した皆さんのことを想う気持ちは一緒です。
    一日も早い復興をみんなで応援していきたいと思っています!





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